
上司を招いて会議を行うときに気を付けなければいけないのは上座の位置です。
上司を上座の位置に通すのも、司会進行役の務め。しかし、司会進行役も参加者が見やすい位置にいなければいけません。
では、会議における上座はどこになるのでしょうか?
知っているようで知らない、あるいはいつも迷ってしまうという方に向けて、今回は会議における上座の位置を詳しくご紹介します。
社会人は絶対に知っておきたい「上座の場所」
上座の位置は、社会人なら必ず知っておきたい一般的なビジネスマナーの1つです。
目上の方を敬う気持ちやおもてなしの意を込めて、上司をお通しする場所が上座であり、室内で一番落ち着きのある快適な位置であることが必須とされています。
知ってはいるつもりでも、テーブルのレイアウトやシチュエーションによっては上座がわからない、あるいは正しい位置か不安になってしまうという人も意外と多いはず。
いざというときも迷わずに上座を認識できるよう、まずは上座の位置を確認していきましょう!
上座とは、基本的には入口から一番遠い席
上座とは、部屋の入口から一番遠い席を指し、どのテーブルレイアウトやシチュエーションにおいても基本的には同じです。
入口から一番遠い席が上座にあたる理由は、室町時代以降の建築にあります。
室内奥に床の間が造られるようになり、床の間は仏画をかけた神聖な場所とされていたため、位が最も高い人が座る席とされていました。
その歴史が現在にまで受け継がれ、位が最も高い人が座る席=入口から一番遠い奥の席=上座として認識されています。
上座は、会議室や食事の場以外にも、タクシーやエレベーターなど様々なシチュエーションでも適用されます。
社会人のルールとして、あらゆるシチュエーションにも対応できるよう、上座の位置は把握しておきましょう。
【レイアウト別】会議における上座の位置を徹底紹介!
今回は、会議における上座の位置にのみ焦点を絞って、詳しくご紹介します。
会議といえば、上司とは別に、会議を開催し、司会進行を務める人がいます。
この場合、上司も司会進行役も参加者全員が見やすい位置にいることが必須となります。
その必須条件をもとに、会議における上座の位置をテーブルレイアウト別に見ていきましょう!
ロの字型の場合
ロの字型の場合、まず司会進行役が出入口から一番遠い席に座ります。
そして、司会進行役から見て右側に位置する場所が、ロの字型における上座となります。
2番目に入口から遠い場所になる、そして司会進行役の右側であることを覚えておきましょう!
コの字型の場合
続いて、会議でよく使用されるレイアウトであるコの字型。
基本的にロの字型の場合とほぼ同じで、出入口から一番遠い席に司会進行役が着席し、その右側が上座となります。
ただし、コの字型で気を付けなければならないのが、司会進行役の右側が出入口側になっていないかということ。
コの字型の向きによっては、司会進行役の右側が室内奥側ではなく、出入口側となってしまう場合があります。
机が可動式なのであれば事前に上座の位置が室内奥側になるように配置するようにしましょう。
また、可動式でない場合は他の方に一度相談してみるなど、判断を委ねることをおすすめします。
円卓型の場合
「上座がわからない」とよく言われるのが、円卓型(サークル型)の場合です。
他のレイアウトと比べて、イレギュラーな形態で、座る順番がほぼ決まっているといっても過言ではありません。
まず出入口から一番遠い席に司会進行役が座ります。これは他のレイアウトと同じですね。
次に司会進行役の右側に一番地位の高い上司が、司会進行役の左側には2番目に偉い人、一番地位の高い上司(司会進行役の右側のさらに右側)に3番目に偉い人…と、地位の高い順に左右交互に座るのが正しいとされています。
基本的に司会進行役の右側が上座
上記でご紹介した3つのレイアウトで共通しているのが、基本的に司会進行役の右側が上座になるということです。
出入口から一番遠い席は、本来上座とされている場所ではありますが、こういった会議では司会進行役が座ります。
そして、肝心の上座は司会進行役から見て右側隣になるということを覚えておけば、どんなテーブルレイアウトやシチュエーションにも対応できるでしょう。
事前に席次表&テーブル配置を用意しておこう!
会議時にスムーズに上座に案内できるように、事前準備から上座を意識しておくことも大切です。
まずは席次表の用意。
「会議にも席次表っているの? 」と思われがちですが、参加者がスムーズに自分の席に座れることで、着席までの“どこに座れば良いかを考える”という無駄な負担を減らすことができます。
また、席次表があることで、おもてなしの心や、上司や目上の人への敬意をアピールすることができます。
こういった些細な気遣いが信頼と評価アップに繋がるのです。
次に、上司を上座に通しやすいように、テーブルの配置やレイアウトも事前に整えておきましょう。
特に、先ほどご紹介したコの字型の場合、司会進行役た座る席の右側が出入口側になっているかどうか、セッティング段階で調整することもできます。
会議のために貸し会議室をレンタルする場合は、可動式のテーブルの有無など、会議内容やレイアウト、シチュエーションに臨機応変に対応できるかどうかも考慮して選ぶことをおすすめします。
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