
こんにちは。レンタルスペース、「みんなの貸会議室です。」
「みんなの貸会議室」は会議はもちろん、各種イベントやちょっとした作業などさまざまや用途でご利用いただいております。
ぜひ一度ご連絡くださいね。
さて今回は、新型コロナウイルスと気温の関係性をご紹介します。
今、全世界でコロナウイルスが猛威をふるっています。
多くの国で感染が確認され、今後も広まっていくことが予見されます。
しかし、そんな中で気温が上がればウイルスの活動も弱まるという話も広まっています。
そこで今回は、新型コロナウイルスと気温の関係性について解説します。
目次
インフルエンザの流行は気温の上昇と共に収束する
そもそも、新型コロナウイルスがなぜ気温と共に収束していくという話はインフルエンザの特性からきています。
インフルエンザウイルスは冬場に流行し、春になるにつれて流行が弱まっていきます。
新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスと特徴が似ているため、こちらも気温の上昇と共に活動が収束していくと考えられています。
新型コロナウイルスと気温に関して対立する意見
新型コロナウイルスと気温の関係性については、収束が見られるであろうという意見と収束は見込まれない、過度な期待は危険であるという対立する意見があるのでご紹介します。
新型コロナウイルスは気温の上昇と共に収束する意見
『サウスチャイナ・モーニングポスト』によると中国広州の中山大学の研究チームの研究結果から、
新型コロナウイルス(COVID-19)は温度に敏感に反応し、「適正温度」を超えれば活動が鈍化するという事実を伝えました。
実際に大規模な感染拡大が確認されている国の気温は低いところが多いです。
また前回大流行したSARSも、気温の上昇と共に収束していったため、経験からの見方もあります。
新型コロナウイルスと気温の上昇は関係ない意見
WHOは3月6日に、気候条件と新型コロナウイルスの関係性ははっきりしていないため、夏場になれば収束することへの過度な期待への警鐘を鳴らしました。
気温が高い国での大規模な感染が確認されていないのは事実ですが、それが気温のためだけとは言えず湿度や天候などのほかの気候状況や国や自治体の取り組みなども関わっているからです。
ここで大事なのは否定しているわけではなく、まだ不明な点が多いため結果がどちらにせよ断言できないということです。
しかし気温の上昇によっても感染が収束しない可能性が十分にあるため、流行の第二波に備える必要があるという意見が主です。
新型コロナウイルスはまだまだデータ不足
新型コロナウイルスに対して、対立する意見はデータの少なさから生まれています。
新型コロナウイルスは発見から半年もしないうちに全世界に急速に広まっていきました。
そのため、全世界で研究が行われているのにも関わらずデータ不足なのが現状です。
今後データが集まっていくにつれて、気温との関係性があるにしろないにしろ判明していくので、最新情報の確認が必要です。
以下の記事で信頼できる一次情報の入手方法をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
https://minnanospace.com/2020/03/11/corona-virus-correct-information/
【4月30日追記】コロナは太陽光で死滅する可能性
アメリカ安全保障省は4月23日に新型コロナウイルスの死滅が太陽光の下や高温・多湿の環境で早まるという実験結果を公表しました。
アメリカ安全保障省によると人体などの表面に付着したコロナウイルスが半減するまでの時間が、気温21~24度、湿度20%で18時間だったのに対して、湿度80%では6時間に縮まったそうです。
また湿度80%で気温を35度に上げると時間は1時間に短縮、気温21~24度、湿度80%で太陽光を当てると2分で半分になったと発表しました。
しかし、熱帯にある国でも感染者が出ていることから気温や温度とコロナウイルスの関係はいまだに不明な点も多いことも付け加えています。
【6月26日追記】研究は進むが、関係があるかは定かではない
6月26日現在、世界中で新型コロナウイルスに関する様々な研究が行われてきましたが、そのどれもが確証があるとは言えません。
中国224都市を比べた研究やブラジル国内の研究、日本国内で言うと名古屋工業大学での研究もおこなわれましたが、有意な数字が確認できていないためです。
実際にWHOも「新型コロナウイルスが夏場の気温上昇などの機構の変化によってどのような影響を受けるかはまだわかっていないとし、季節や気温が解決してくれるとの期待はできない」と発表しました。
今後日本は夏場を迎えますが、ソーシャルディスタンスや手洗いなど基本的な感染症対策をすることが必要です。
【2021年4月追記】気温との関係があるとは明確には言えない
新型コロナウイルスの感染が全世界で拡大しはじめてから約1年がたとうとしています。
1年間でデータを集めたとしても新型コロナウイルスと気温に明確な関係があるとの情報はありません。
もちろん時期によって感染者は増減していますが、その要因は緊急事態宣言などの人的なものにあるとの予想が大半を占めています。
そのため気温が上がる下がることに対して過度に安心する、危機感を抱くのではなく自分たちができる感染症対策を続けていくことが大切でしょう。
自分たちでできる対策
こうした確実な情報のない中で、自分たちにできることはいかに予防をするかだけです。
幸いにも新型コロナウイルスは通常のウイルス感染症と同じ予防方法をすることで、感染のリスクを減らせることが判明しているので、各自で対策することができます。
以下の記事で、ウイルスに対する対処法をご紹介しているのでぜひ参考にしてください。
https://minnanospace.com/2020/02/29/prevent-infection-disease/
「みんなの貸会議室」のコロナウイルスへの対策例
みんなの貸会議室がある、福岡県、九州はほかの地域に比べて大規模な感染は確認されていません。
九州はほかの地域に比べて暖かくなるのが早いからだという意見もありますが、データが足りない以上楽観視することはできません。
そこでみんなの貸会議室では、下記のような対策を行っております。
全設備の清掃(1日1回以上)
トイレ、部屋、ドアノブなどすべての設備を除菌作用の高い洗剤を用いて清掃しています。
万が一ウイルスが付着していたとしても死滅させるので、接触感染を防ぐことができます。
換気扇を24時間稼働
ウイルスの滞留を防ぐ、部屋の乾燥を防ぐ、などを目的に24時間換気扇を回しています。
部屋の空気を入れ替えておくだけでもかなり効果が出ます。
万全の体制でご利用いただいておりますので、ぜひ一度お問い合わせください。
期待ではなく、対策が大事
以上のように、新型コロナウイルスが気温の上昇と共に収束するという確かな証拠がない以上期待するだけではいけません。
大切なのは、自分でいかに感染しないようにするか対策することです。
今後新型コロナウイルスに関する研究が進み、新たな事実や気温との関係性を裏付ける証拠がでる可能性も十分にあります。
その都度自分で何ができるのかを考えて、行動できるようにしましょう。