名古屋|初めての読書会でも安心◎貸し会議室活用のコツと実例まとめ

本が好きな人同士で集まって、お互いの感想や考えをシェアする
——それが「読書会」の楽しさです。普段はひとりで読んでいた本が、誰かと語ることでまったく新しいものに感じられたり、自分では手に取らない本と出会えたりする、そんな魅力があります。
でも実際に「読書会を開いてみたい」と思ったとき、意外とネックになるのが“場所”。
カフェはにぎやかすぎるし、自宅はちょっとハードルが高い…。
そんなときにおすすめなのが、貸会議室やレンタルスペースの活用です。
「本当に読書会に向いてるの?」「料金って高くない?」など、疑問や不安に感じる方もいるかもしれません。
この記事では、そんな不安を解消しながら、読書会開催にぴったりなスペースの選び方や、実際のアイデアをわかりやすくご紹介していきます。
落ち着いて語れる場所を確保できる、便利で静かな読書会の拠点
読書会の成功は、実は「どこで開くか」に大きく左右されます。
落ち着いた雰囲気と、会話に集中できる環境。それらをしっかり確保したい方には、貸会議室やレンタルスペースの利用がとてもおすすめです。
ここでは、そのメリットをひとつずつご紹介します。
アクセス良好だから参加者が集まりやすい
多くの貸会議室は、駅から徒歩圏内の便利な場所にあります。
普段は仕事や学校で忙しい人も、アクセスのよい場所なら「行ってみようかな」と思いやすいですよね。
特に土日開催の読書会には、交通の便の良さが大きなポイントになります。
会話に集中できる静かな空間が確保できる
読書会は、内容の深い話をじっくりと交わしたい場面も多いもの。
カフェやファミレスだと周囲の声やBGMが気になってしまいますが、貸会議室は防音性が高く、会話に集中しやすい静かな環境が整っています。
少人数でも安心して利用できます。

設備が揃っているからスムーズに進行できる
以下のような設備が備わっている会場が多く、読書会の準備や進行がスムーズです:
- テーブル&椅子(自由にレイアウト可能)
- ホワイトボード(テーマや感想をメモできる)
- Wi-Fi(資料の共有や検索にも便利)
- 電源(ノートPCやスマホ利用時も安心)
飲食可のスペースであれば、軽食やお茶を囲みながらの“ゆる読書会”も可能です。
自由なレイアウトで“自分たちらしい会”ができる
椅子を丸く並べて話しやすくしたり、壁際に本棚風ディスプレイを作ったりと、レイアウトの自由度も高いのが貸会議室の魅力。
読書会のスタイルや参加人数に合わせて、最適な空間をデザインできます。
“どんな読書会にしたい?”形式と進め方で会の雰囲気が決まる
読書会とひと口に言っても、実はその形式や進行の仕方はさまざま。
参加者の好みや目的に合わせてスタイルを選ぶことで、より一体感のある楽しい会になります。
「初めての開催で不安…」という方にも取り入れやすい形式をご紹介します。

推し本紹介型:気軽に盛り上がれる、自己紹介にもぴったり
参加者がそれぞれ好きな本を1冊持ち寄って、簡単な紹介をするスタイルです。
「この本が好きな理由」「読んで感じたこと」「どこが印象的だったか」など、テーマをゆるく決めて自由に語り合うことができます。
この形式は読書量の差があっても気軽に参加でき、初対面同士でも共通の話題が生まれやすいのがポイント。
「こんなジャンルも読んでみたい!」と興味の幅も広がります。
課題本ディスカッション型:深く語りたいときにおすすめ
あらかじめ「今回はこの本を読んできてね」と1冊課題本を決めておき、その感想や考察をじっくり語り合うスタイル。
テーマに沿った読書ができるので、文学作品やエッセイなどを深く掘り下げたい時にぴったりです。
共感ポイントや、解釈の違いを共有することで、新しい視点や価値観に出会えるのも魅力のひとつ。
「こんなふうに感じたのか」と、驚きや学びがたくさんあります。
テーマ・ジャンル縛り型:毎回違う“お題”でワクワク読書
「今回は“旅”がテーマの本」「今月は“心が温まる一冊”」など、テーマだけ決めて自由に選書してくるスタイルも人気です。
ジャンルで縛る場合は、「SF限定」「ミステリー縛り」など、マニアックな楽しみ方もできます。
読書会が定期的に続く場合、飽きずに毎回新鮮な気持ちで参加できるというメリットも。
何を読んでくるか、準備の段階から楽しくなるスタイルです。
実際に開催してみた人たちの“リアルな声”と成功のヒント
貸会議室やレンタルスペースでの読書会開催は、実は“やってみたら意外と良かった!”という声が多いんです。
ここでは、さまざまな主催者によるリアルなエピソードをご紹介しながら、うまくいった理由を具体的に見ていきましょう。

事例①:カフェでは叶わなかった“本音トーク”ができた!
30代女性が友人3人と開いた読書会は、最初はカフェを利用していましたが、周囲の音やスペースの狭さに悩まされ、貸会議室にシフト。
駅近で静かな場所を選んだことで、会話の質がぐっとアップ。
「人目を気にせず話せるようになって、文学作品の深い話もできるようになった」と好評に。
事例②:SNS告知×レンタルスペースで新規参加者を獲得!
読書アカウントを持つ20代男性が、XとInstagramで読書会を告知。会場は都内のレンタルスペース。
椅子を円形に配置し、初参加者もリラックスしやすい雰囲気に。
「SNSでつながった人たちとリアルで話せたのが嬉しい」と参加者の満足度も高く、現在は月1開催に拡大中。
事例③:職場の有志で開催、仕事抜きの時間に癒された
40代会社員の女性が、職場の読書好き仲間を誘って月1回の読書会をスタート。
オフィスではなく、近所の貸会議室を借りたことで“仕事モード”をオフにでき、プライベートな時間として楽しめたそう。
「職場とは思えないような深い話ができた」と、社員同士の関係も良好に。
事例④:子連れOK!ママたちの読書会にもぴったりだった
育児中のママたちが、日中の2時間だけ子連れ読書会を開催。防音性のある会議室を選び、子ども用マットや絵本を持ち込み。
途中で泣き出しても気にしなくていい空間に「ほんの少しの自分時間がもてた」と感激の声。
飲食OKの会場で、軽食を囲んでゆるやかに本の話を楽しめた。

事例⑤:プログレッシブな“課題本シリーズ”で常連参加者が増加!
「社会課題をテーマにした課題本シリーズ」としてスタートしたのは、30代男性の主催する読書会。
テーマ性のある内容に、じっくり語りたい読者層が反応し、リピーターが続出。
「まじめな話をちゃんとできる場所があるって、すごく貴重」との声が多数。
現在は貸会議室を曜日固定で定期利用している。
成功のポイントをもっと詳しく!
・ 会場の静けさとプライベート感は会話の質に直結する
→ 落ち着いた環境だと、自然と発言しやすくなる。「話したいけど話せなかった」がなくなることで、会の満足度がアップ。
・ 座席の配置は“心理的距離”を縮める鍵
→ 丸く椅子を並べるだけで、お互いの表情が見えやすく、話しやすさが格段に上がります。初対面同士でも会話が弾みやすくなる工夫。
・ 主催者が“空気を作る”ことが大事
→ 簡単な自己紹介やアイスブレイクを入れるだけで、場の雰囲気はガラッと変わります。ファシリテーターの役割を意識すると◎。
・ 「この会、また来たい」と思わせるひと工夫
→ しおりを配ったり、軽いお菓子を出したり。ほんの少しの気配りで“また参加したくなる読書会”になります。
・ SNSでの発信は“共通の興味”を持つ人を自然に集められる
→ X(旧Twitter)やInstagram、読書メーターを活用して、同じジャンル好き同士がつながる場にもなります。
会の雰囲気づくりは場所選びから!“心地よい読書会”のためのチェックポイント
読書会は「場所選び」でほぼ成功が決まると言っても過言ではありません。
参加者がリラックスして話せる、また来たいと思える読書会をつくるには、どんな貸会議室やレンタルスペースを選べばいいのでしょうか?
ここでは、主催者目線・参加者目線の両方から、外せないチェックポイントをまとめました。

① 会場の広さと定員をチェック
読書会は人数によって適した広さが変わります。
人数に対して部屋が広すぎると“がらんとした空気”に、狭すぎると“息苦しさ”を感じてしまうことも。
理想は、参加人数+2〜3席余裕があるくらいのスペースです。
参加人数 | 目安の広さ(㎡) |
4〜6人 | 10〜15㎡ |
7〜10人 | 15〜25㎡ |
11人以上 | 25㎡以上 |
② 静かで落ち着ける環境かどうか
会話中心の読書会では、“音”の影響はとても大きいです。
他の部屋との間仕切りがしっかりしているか、騒音が少ないかをチェック。
ビルの共用スペースがうるさい、会議室同士の壁が薄いなど、音環境の悪さはストレスに直結します。
③ 備品や設備の有無を確認
設備が整っていると、読書会の進行がスムーズに!チェックリストはこちら:
- 椅子とテーブル(移動可能かどうかもポイント)
- ホワイトボード(話のメモやテーマ書き出しに)
- 電源(スマホ・PC利用時)
- Wi-Fi(オンライン資料の共有に)
- 飲食可 or 持ち込みOK(軽食・お茶会的な会ならマスト)
④ キャンセルポリシーや時間単価を事前に比較
貸会議室の多くは「1時間〇〇円〜」の料金制。
長時間借りる場合や定期利用を検討している場合は、パック料金や割引プランの有無も要チェックです。
また、急な中止や日程変更に対応できるよう、キャンセルルールも確認しておきましょう。

⑤ 雰囲気が合うか、写真や内覧でチェックを
シンプルすぎて味気ない部屋、逆に派手すぎて読書の雰囲気に合わない部屋——そんな“ミスマッチ”を避けるためにも、できれば内覧か、公式サイトでの写真チェックは必須です。
木のテーブルや観葉植物など、“やさしい雰囲気”の空間は特に人気です。
ちょっとの工夫でぐっと素敵に。印象に残る読書会の演出アイデア
読書会は「本を読む会」ですが、せっかく人が集まるのだから、ほんの少しの工夫で“また来たい!”と思ってもらえるような雰囲気を作りたいですよね。
ここでは、空間づくりや小物の使い方など、心地よさや印象を高めるアイデアをいくつかご紹介します。
照明や音楽で“読書モード”にスイッチ
貸会議室の照明がまぶしすぎたり、寒々しい印象になってしまうことも。
そんな時は、小さな間接照明やキャンドル型ライト(LED)を持ち込むと、温かみのある雰囲気に早変わり。
また、Bluetoothスピーカーで静かなジャズやBGMを流せば、開始前の緊張もほぐれやすくなります。

アロマや香りの工夫で“リラックス空間”を演出
においの演出も実は大事なポイント。市販のアロマスプレーやアロマストーンを使えば、ほんのり香る“読書に合う空間”が完成します。
おすすめはラベンダー、オレンジ、ゼラニウムなどのやさしい香り。
※香りが苦手な方もいるため、事前に確認すると安心です。
名札やしおり、プチギフトで“おもてなし感”をプラス
初参加の人も名前を覚えやすいように、手書きの名札を用意するだけで打ち解けやすくなります。
また、読書会の記念としてオリジナルしおりを配布したり、小さなお菓子を渡すのも喜ばれるポイント。
「また来たい」と思える“気遣いのある演出”が、会の印象をぐっと高めます。
季節ごとのテーマ装飾もおすすめ!
春は桜モチーフ、秋は落ち葉やブックカバー風デコレーションなど、季節を感じさせる装飾をさりげなく取り入れるのも◎。
フォトプロップスなどで写真を撮れるブースを作れば、SNSでの拡散にもつながり、次回の集客にも好影響です。

名古屋で読書会におすすめの貸し会議室・レンタルスペース
1. みんなの貸会議室 名古屋栄店
名古屋栄駅から徒歩圏内に位置する「みんなの貸会議室 名古屋栄店」は、読書会に適した設備と快適な空間を提供しています。
Wi-Fiやプロジェクター、ホワイトボードなどの備品が揃っており、少人数から中規模の読書会に対応可能です。
また、明るく清潔な室内は、参加者がリラックスして交流できる雰囲気を演出します。

2. 名古屋VIP貸し会議室 名古屋駅前店 アクションラボ
名古屋駅から徒歩5分の好立地にある「名古屋VIP貸し会議室 名古屋駅前店 アクションラボ」は、最大100名収容可能な大会議室を備えています。
大規模な読書会やセミナー形式のイベントにも対応でき、ホワイトボードやプロジェクターなどの設備も充実しています。
アクセスの良さと広々とした空間が魅力です。
3. 貸し会議室 SakurAroom
名古屋駅から徒歩5分の場所に位置する「貸し会議室 SakurAroom」は、通常24名、最大28名まで収容可能なスペースです。
ヨガマットを完備しており、リラックスした雰囲気の中で読書会を開催できます。木目調の床と自然光が差し込む室内は、温かみのある空間を提供します。
これらの施設は、読書会の規模や目的に応じて選択できる多様なオプションを提供しています。
設備や立地、雰囲気を考慮して、最適な会場をお選びください。
“来てくれる人”をどう集める?集客・運営のコツと便利ツール
場所も決まり、内容も決まった…けれど「誰が来てくれるの?」というのが最後のハードル。
特に読書会はクチコミや紹介だけでは広がりにくいため、SNSやWebツールを活用して上手に情報発信・参加募集することが大切です。
SNSは「人となり」を伝える場として活用!
読書好きが集まるSNSとして人気なのが、以下の3つです:
- X(旧Twitter):読書アカウントが多く、タグ(例:#読書好きな人とつながりたい)で拡散力も◎
- Instagram:読書会の様子や空間の雰囲気が伝えやすい。写真付き投稿で視覚的に訴求
- 読書メーター:同じ本を読んだ人同士でつながれる、読書会向けSNSとも言える存在
投稿は「開催の雰囲気がわかる」「主催者の人柄が伝わる」ものがおすすめです。難しい言葉よりも、カジュアルで親しみやすいトーンが◎。

無料で使える集客・予約ツールも上手に使おう
告知〜参加申込までをスムーズに行うには、以下のようなWebツールも便利です:
ツール名 | 特徴 |
こくちーず | シンプル操作・参加者管理も無料でできる |
Peatix | チケット制・クレカ決済も可能 |
Googleフォーム | 無料で予約フォームを作成・回答管理がしやすい |
特に「人数を把握したい」「開催前に連絡を取りたい」という方には、フォーム型の申し込みが便利です。
読書会の“世界観”を発信するとリピーターが増える
ただ「読書会やります」だけでなく、たとえば…
- 本のジャンル(例:海外文学限定、女性作家縛り)
- 雰囲気(例:おしゃべり中心、語りたい人歓迎)
- 主催者の読書スタイル(例:毎月10冊読んでます!)
こういった情報を加えると、「この会、自分に合いそう!」と感じてくれる人が集まりやすくなります。
貸会議室で叶える、自分らしい読書会のカタチ
「読書会をやってみたい」と思っても、なかなか一歩が踏み出せなかった方へ。
貸会議室やレンタルスペースの活用は、その“あと一歩”をぐっと身近にしてくれる、心強い選択肢です。
静かで落ち着いた空間、設備の整った場所、気軽に使える手軽さ——
それらがそろった貸会議室なら、少人数でも、初めてでも、自信を持って読書会を開くことができます。
「誰かと本の話をしてみたい」「この本について語れる場所がほしい」
そんな小さな想いが、共感でつながり、思いがけない出会いや時間を生むきっかけになるかもしれません。
気負わなくて大丈夫。最初は、1冊だけでも、1人でもいい。
貸会議室という“ちょっとだけ特別な空間”で、自分らしい読書会をはじめてみませんか?